2011/05/11

Mac OS Xにpacoをインストールしてみた

pacoをMac OS Xにインストールしたときのメモ。
pacoはソースコンパイルでインストールしたパッケージを管理できる便利なツールです。pacoを使えば、どこになんのパッケージが入っているのかわからないとか、アンインストールできないといった事態に陥らずに済むため、僕のような神経質な人間には必須といえるソフトです。
pacoはMac対応をうたっていない上に、READMEに以下のような記述がありBSD系のMac OS Xでは動かないようにも見えますが、問題なくインストールできました。

Note: Paco does not work on systems in which binaries are linked statically,
      like FreeBSD or OpenBSD.

pacoの詳しい使い方について知りたい人は、以下のサイトを参考にしてください。

"make install"したソフトウェアを管理できる超便利ツール「Paco」

環境

環境は以下のとおりです。
  • Mac OS X 10.6.6
  • paco 2.0.9

pacoのインストール

アーカイブをpacoのサイトからダウンロードしてインストールします。

$ tar zxvf paco-2.0.9.tar.gz
$ cd paco-2.0.9
$ ./configure

すると、僕の環境では以下のようなエラーが発生しました。

checking for GTKMM... configure: error: Package requirements (gtkmm-2.4 >= 2.12) were not met:

No package 'gtkmm-2.4' found

Consider adjusting the PKG_CONFIG_PATH environment variable if you
installed software in a non-standard prefix.

Alternatively, you may set the environment variables GTKMM_CFLAGS
and GTKMM_LIBS to avoid the need to call pkg-config.
See the pkg-config man page for more details.

どうやらGpaco(GUI版のpaco)をインストールするのにgtkmmが必要なようです。gtkmmはMacPortsに入っています。

$ sudo port install gtkmm

再度pacoをインストールします。

$ ./configure
$ make
$ sudo make install

今度は問題なくインストールが完了しました。
pacoのインストールが終わったら、paco自身をpacoで管理してみます。

$ sudo make logme

paco -aコマンドでインストールしたパッケージ一覧を表示できます。

$ paco -a
paco-2.0.9

ちゃんと表示されました。
というわけで、pacoはMac OSでも正常に動作するようです。

参考

2011/05/01

MacBook AirにMacPortsとGitをインストールしたときのメモ

最近MacBook Airでノマドワーキングすることが多くなったので、母艦のMacBookだけでなくMacBook AirにもMacPortsやらGitやらをインストールしておこうと思い立ちました。しかし、以前インストールしたときの手順をすっかり忘れてしまっていたので、Google先生を使ってあれこれ調べるはめに…。せっかくなので、今回インストールしたときの手順を備忘録としてメモしておきます。
環境は以下のとおりです。
  • Mac OS X 10.6.6
  • Xcode 3.2.6
  • MacPorts 1.9.2
  • Git 1.7.5
まず、MacPorts本家(http://www.macports.org/)でSnow Leopard用のインストーラをダウンロードします。あとはインストーラを実行してインストール完了、といきたいところでしたが、以下のようなエラーが発生しました。
Xcode is not installed, or was installed with UNIX Development (10.5+) or Command Line Support (10.4) deselected.
「Xcodeがインストールされてないよ!」といわれてしまいました。えー、インストールしてるんけど…。原因はよくわかりませんが、以前移行アシスタントを使って母艦から持ってきたXcodeだから正しく認識されていないのかも(思いっきり推測)。というわけで、Xcodeもインストールし直しました。
Apple Developerのサイト(http://developer.apple.com/jp/)にログインしてXcodeをダウンロードします。アプリ開発に影響が出そうだったので、Xcode 4ではなく3.2.6をインストールすることにしました。Xcodeをインストールし直したあとでMacPortsのインストーラを起動したところ、先ほどのエラーは出なくなりました。
MacPortsのインストール完了後、念のため以下のコマンドでMacPorts自身をアップデートしておきます。
$ sudo port selfupdate
$ sudo port sync
続いてGitのインストールです。まず、以下のコマンドでインストールオプションをチェック。
$ port variants git-core
git-core has the variants:
   bash_completion: Completion support for bash
[+]doc: Install HTML and plaintext documentation
   gitweb: Install gitweb.cgi
   python26: Use Python 2.6
     * conflicts with python27
[+]python27: Use Python 2.7
     * conflicts with python26
   svn: Bi-directional subversion repository support
   universal: Build for multiple architectures

gitwebとsvnもなんとなくインストールしておきました。
$ sudo port install git-core +gitweb +svn
以上で無事インストール完了です。

参考