pacoはソースコンパイルでインストールしたパッケージを管理できる便利なツールです。pacoを使えば、どこになんのパッケージが入っているのかわからないとか、アンインストールできないといった事態に陥らずに済むため、僕のような神経質な人間には必須といえるソフトです。
pacoはMac対応をうたっていない上に、READMEに以下のような記述がありBSD系のMac OS Xでは動かないようにも見えますが、問題なくインストールできました。
Note: Paco does not work on systems in which binaries are linked statically, like FreeBSD or OpenBSD.
pacoの詳しい使い方について知りたい人は、以下のサイトを参考にしてください。
"make install"したソフトウェアを管理できる超便利ツール「Paco」
環境
環境は以下のとおりです。- Mac OS X 10.6.6
- paco 2.0.9
pacoのインストール
アーカイブをpacoのサイトからダウンロードしてインストールします。$ tar zxvf paco-2.0.9.tar.gz $ cd paco-2.0.9 $ ./configure
すると、僕の環境では以下のようなエラーが発生しました。
checking for GTKMM... configure: error: Package requirements (gtkmm-2.4 >= 2.12) were not met: No package 'gtkmm-2.4' found Consider adjusting the PKG_CONFIG_PATH environment variable if you installed software in a non-standard prefix. Alternatively, you may set the environment variables GTKMM_CFLAGS and GTKMM_LIBS to avoid the need to call pkg-config. See the pkg-config man page for more details.
どうやらGpaco(GUI版のpaco)をインストールするのにgtkmmが必要なようです。gtkmmはMacPortsに入っています。
$ sudo port install gtkmm
再度pacoをインストールします。
$ ./configure $ make $ sudo make install
今度は問題なくインストールが完了しました。
pacoのインストールが終わったら、paco自身をpacoで管理してみます。
$ sudo make logme
paco -aコマンドでインストールしたパッケージ一覧を表示できます。
$ paco -a paco-2.0.9
ちゃんと表示されました。
というわけで、pacoはMac OSでも正常に動作するようです。
参考
- paco - a source code pacKAGE oRGANIZER for Unix/Linux http://paco.sourceforge.net/
- make install"したソフトウェアを管理できる超便利ツール「Paco」 http://d.hatena.ne.jp/rx7/20081011/p2